ブックタイトルみちのだい183号

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概要

みちのだい183号

さて私達お道の者にとって「ご存命の教祖」とは耳慣れた言葉ですが、この意味を、この度改めて考えてみることにしました。まず、存命という言葉を辞書で引いたら、そこには「この世に生きている」という意味がありました。だから、お「ご存命の教祖」とは、教祖はご存命で居られる、生きておられるということなのです。私達にはお姿を拝することができないだけであって、教祖は生きておられるのです。それでは、教祖は、どういうお立場のお方なのか。まず、教祖のお立場は、月?日?の?や?し?ろ?であられ、ひ?な?が?た?の親であられると教えて頂きます。月?日?の?や?し?ろ?というのは、教祖のお身体そのものが親神様がお入りになっている社であるということです。そして、ひ?な?が?た?の親。これはどういうことかと言えば、例えば私達にはそれぞれ自分の親が居て、その親からいろいろなことを教えてもらって大人になってきたように、教祖は人間をお造り下さった親神様の思召のままに、人間が陽気ぐらしをして陽気な世の中を実現させるには、何をどうしたら良いのかという雛型となる手本を示され、この道の通り方を心を尽くし切られて教えて下さいました。それがひ?な?が?た?の親と拝しお慕いするところです。教祖は、初めは誰も何も知らなかった親神様のお心を、人間世界に長い年月をかけてお伝え下さり、人々に陽気ぐらしができる方法を具体的に教えて下さいました。それが、教祖五十年に亘るひ?な?が?た?の道です。それでは、どのようにして教えて下さったのか。それは、ちょうど私達が育つ過程を考えてみたら分かりやすいのではないかと思うのです。私達は幼い頃、自分の親からその時々の年齢に合わせてどんなことを教えてもらったのでしょうか?思い出して考えてみると、まず基本的な日常の生活の仕方を教えてもらったと思うのです。例えば、朝になったら起きる、歯を磨く、服を着る、食事をする、トイレの習慣、人と話す時の言葉遣い、きり学校の持ち物など、数え出せば限はなく、教えてもらった時の記憶はないかもしれないけれど、教えてくれた人が居たから、今それができるようになっているに違いありません。教祖が具体的に教えて下さる内容は、一口で言えば、陽気ぐらしのできる方法と言えると思います。先程、教祖は生きておられる、と私は言いましたが、人間の目に見える形では、天保九年から明治二十年陰暦正月二十六日までの現身をもって御座した間と、明治二十年から今そとこしえして未来永久に亘っていわゆるご存命の理に移られてからの形があると思うのです。まずご在世時、教祖は人々といっしょに生活をされ、親神様のお望みに近づく道の通り方をご自分の身で示されて、15