ブックタイトルみちのだい182号

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概要

みちのだい182号

母親講座75親孝行は、人間をお造り下された元の親である親神様へと続く孝行となり、何にもましてお喜び頂ける心遣いでございます。また、逆に、元の親があっての親孝心とも言えると思います。教祖が直々にお教え下さいました『おふでさき』『みかぐらうた』は、神一条の信仰の根本基準をお示し下されたものであります。『おふでさき』『みかぐらうた』には「親孝心」という言葉はなく、親神様は、子供は可愛いばかりであると仰せられます。『おさしづ』は、その時その場に応じて、親神様から心の持ち方、身の処し方をお仕込み下されたものでございます。『おさしづ』に、親孝心をどのようにお教え頂いているかを求めさせて頂きますと、まず、夫婦となり、夫婦に子供をお与え頂き、親と子の関係ができます。『おさしづ』に、ほかこの世に親という理はめん??の二人より外にある理はどこあろうまい。その親を離れて何処で我が身が育とうか。(明治21・8・9)この世に銘々の二親より他に親はないのであって、その親から離れて今日の銘々はないのであると仰せ下さいます。また、親と子の間柄について、皆夫婦と成るもい?ん?ね?ん?、親子と成るもい?ん?ね?ん?。どうでもこうでもい?ん?ね?ん?無くして成らるものやない。(明治34・3・26)と、親となり子となるのは親神様の計り知れないお計らいと思召の中にあるということをお教え頂いています。まずいんねんの自覚をさせて頂くことでございます。また、ぎ人間一代切りとは必ず思うな。そこで一つ理がある。皆か生まれ更わり、出更わりという理聞き分け。親が子となり子が親となり、…。(明治34・9・23)とありますように、人間は生まれかわり出かわりして、親が子となり子が親となって、お互いに育て育てられる関係において、前生で受けた大きな大きな、返しきれなかった親の恩を子供に返して、恩の報じ合いをするのだとお教え下さっています。親となり子となるいんねんの深さを悟り、そのことをしっかり見つめ踏まえて心を治めて通らせて頂くことが大切であります。どん子は、親が鈍な者やと言う者があるなれども、何ぼ鈍な親でも、親があればこそ。年が寄れば鈍な者や。鈍な者でも親というもの大切なものや。(中略)親というものはどれだけ鈍な者でも、親がありて子や。子は何ぼ賢うても親を立てるは一つの理や。(明治22・10・14)ともお諭し下されています。