ブックタイトルふるさと会報第62号
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ふるさと会報第62号
“Being different is not being bad.”他者と異なるということは、決して悪いことではありません。sexual minorityである人々には、この言葉を胸に刻み、周囲と異なる自分を恐れずに生きていってほしいと考えています。そして、sexual minorityでない人々は、自分と異なる人のことを受け入れ、違いを認め、尊重する勇気を持つことが大切です。簡単に思えることですが、もし本当にこれを実践できるならば、この世界は確実に変わっていくと思います。上述した内容は、今回私がアメリカで学んだことのほんの一部にすぎません。私はこの問題について学んでいくことで、自分自身を見つめなおすことが出来ます。だからこそ、ここで終わりにするのではなく、卒業論文のテーマとして、もっと学びを深めていくことに決めました。一人でも多くの人が、この問題に関心を持ち、理解を深めてくれるように、私はこれからも、周りの人々へ訴え続けていきます。最後になりますが、日本で支えて下さった方々と、アメリカで出会った全ての人々に、感謝の意を申し上げます。この研修を通じて出会った全ての方々のおかげで、今の私があります。本当に、ありがとうございました。ブルックリンから望むマンハッタン国際学部外国語学科英米語専攻研修先=アメリカ4年次生柳瀬みほ私は2015年2月6日から3月9日まで約1ヵ月間、天理大学ふるさと会から奨学金を頂き、海外研修生としてアメリカ合衆国を訪問しました。本研修では貧困と肥満の相関関係について調査するためにアンケートと観察調査をニューヨーク、アトランタ、ケンタッキーにて実施しました。アンケート調査では、食生活に関する意識調査と初等教育における食生活について、ニューヨークの天理文化協会とケンタッキー州マレーの公立高校、そしてマレー州立大学で実施し、ニューヨークで23部、マレーで112部の合計135部を回収することができました。ニューヨークとアトランタでは観察調査も行いました。ニューヨークでは、現地在住のフリーライターにハーレムの小学校とアッパー・ウェストサイドのスーパーマーケットの解説をして頂きました。アトランタでは事前に市の教育委員会から調査許可をとり、学校見学に挑みました。またニューヨーク滞在中は天理文化協会で日本語クラスを受講している生徒の保護者に食生活についてインタビューを行いました。研修中はとても充実した1カ月を送ることができました。今回の調査に加えて、天理文化協会とマレーの公立高校で日本語の授業を見学しました。私は現在、日本語教員養成課程を受講しており、日本語教師の道を目指しています。実際に海外で活躍されている先生方の姿をみて、帰国後新たなモチベーションを持つことが出来ました。研修中は本当に多くの方と出会い、支えて頂きました。ニューヨークセンターではおつとめやひのきしんにも参加させて頂ました。アトランタでは、繁藤アトランタ布教所の藤本ご夫妻にお世話になり、素晴らしいお話を伺いました。マレーでは留学時代の友人に再会できました。この研修を通して私自身大きく成長をしたと実感しています。海外研修生として、アメリカへ調査に行く素晴らしい機会を与えてくださったふるさと会の皆様に心から感謝しております。ありがとうございました。NYハーレムの学校でインタビューした男性教師と一緒にふるさと会報第62号65