ブックタイトルふるさと会報第62号
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ふるさと会報第62号
■会員の動き、活躍○母校雅楽部定期公演を鑑賞2月22日、東京・浅草公会堂にて母校雅楽部の第40回定期公演が催され、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城の関東5支部から90名が駆けつけ、鑑賞しました。これはふるさと会関東5支部の活動の一環であり、会員の自覚と絆となっています。今年のテーマは「想思1013年・源氏物語ⅩⅣ-未摘花の巻より」で、伎楽、管弦、謡物、舞楽、それぞれ素晴らしい演奏演舞を堪能しました。中でも伎楽の「五女」は貴重な資料による素晴らしい復元で、その演出に皆が固唾を飲んで魅了され、五女の内3名が男性であることにも感心しました。終演後には部長や紫式部役に花束贈呈、佐藤浩司顧問には会員から花束贈呈、菊山孝昭常任理事からは祝金一封を呈上して公演の成功を祝しました。最後に雅楽部員とふるさと会員が共に写真撮影をし、後日全員に配布することにしました。(東京支部評議員中平)○関東5支部陽気ぐらし講座受講3月21日、ふるさと会神奈川支部がいつも大変お世話になっている天理教神奈川教務支庁で開催された「陽気ぐらし講座」に、首都圏5支部から有志6名が参加しました。講師は天理教都京分教会長で保護司の中本恭行(やすゆき)先生で、「幸福の条件」と題してお話を聞かせていただきました。先生の長年にわたる保護司としての貴重な経験に基づく素晴らしい講演に、「生きる喜び再発見」を改めて実感することができました。(千葉支部幹事今西)○雅楽部が奈良県訪問団としてベトナムで公演雅楽部は、奈良県からの依頼により、去る4月26日から29日までの期間、ベトナムで公演を行った。奈良県は、ベトナムのハノイから100キロほど西にいったところにあるフートー省と、相互に初代となる天皇と国王を祀るところから、昨年、友好関係がむすばれていた。もともと、西暦736年に、林邑僧である仏哲がわが国に林邑楽を伝えたが、林邑楽こそベトナムのチャンパという地域の音楽である。今日の雅楽の中では、林邑楽由来の曲として、「抜頭」「陪臚」などがよく知られている。天理大学としては、26回目となる今回の海外公演、27日はフンブン大学での演奏で始まった。フンブン大学は、1万2千人の学生数を擁する大学で、千名以上の学生が詰めかけた。舞台の背景に、東大寺の大きな写真が掲げられ、中に“RIN-YU-GAGU”の文字が映えている。奈良県副知事とカオ・バン学長の挨拶に続いて、歓迎の歌と踊りが披露された。いよいよ雅楽部の出番となって、林邑装束として復元した衣装に身を包んだ学生が、「越殿楽」「陪臚」を管絃で、謡物は「更衣」、そして舞楽は「抜頭」を演奏した。「抜頭」が舞終わって、おもむろに舞人が面を外し、バン学長に贈呈すると、ヤンヤヤンヤの大喝采となった。明けて28日、フン王の命日(陰暦3月10日)にあたり、6日間で7百万人が参拝に訪れるというお祭りの中心の日である。実は、フン王は初代から18代まで皆フン王で、山中に幾つもフン王のお墓がある。ここは、3年前に世界無形文化遺産に登録されている。山に上がる手前に、天理駅から神殿までの距離で、巾が4倍ほどの敷地に、多くの舞台やブースが設けられている。その一角に巾20メートル、奥行き10メートルの舞台があり、演奏会場である。ここでは、「越殿楽」「陪臚」そして「抜頭」を披露した。行事委員会の人をはじめ34ふるさと会報第62号