ブックタイトルふるさと会報第62号

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概要

ふるさと会報第62号

坪井義夫プロフィール昭和53年体育学部卒業連絡先奈良市西大寺高塚町2-16教諭経験春日中学校、飛鳥中学校、伏見中学校、京西中学校教頭経験京西中学校校長経験興東中学校、伏見中学校現在飛鳥中学校校長天理での経験を生かして昭和53年3月に天理大学体育学部を卒業し37年になります。現在は飛鳥中学校の校長をしております。学生時代、体操競技部で仲間と共に過ごした7年間が大きな思い出として残っています。中学校時代は平凡な中学生でしたが、高校に入学すると寮生活や部活動など生活が激変しました。休みのない厳しい練習、始めての集団生活、先輩との人間関係など、言葉でいいあらわすことができない経験を積むことができました。また、大学では、より専門的な厳しい練習が続きました。日々の挫折や葛藤を経験しながらの毎日を送っていました。ここで経験したことが、大きな宝物として今も残っています。教員になって、飛鳥中学校での勤務では、この学生時代の経験が大変役に立ちました。去年、再び「飛鳥中学校」に校長として戻りました。当時教えていた子どもたちが親になり、今は、その子どもが中学校に通ってきます。飛鳥中学校だけではないのですが、最近の中学生を見て、特に感じることですが、集団生活に適応できない子どもたちが多すぎると思いました。不登校や授業に集中できない生徒等すぐには解決できないことがたくさんあります。学校では、生徒指導を重視したり、教育相談を重点的に行うなど工夫した取り組みをしているのですが、なかなか改善できないのが現状です。このように、年々、学校教育は難しくなっています。今こそ家庭と学校、地域がひとつになり子どもの健やかな成長を支援できればと考えています。これからも「天理」で育てていただいた経験を活かしながら子どもと関わりたいと考えています。私を育てていただいた、母校「天理大学」「天理高校」に感謝を申し上げるとともに、益々の発展を祈念いたします。12ふるさと会報第62号